副次的評価項目である全生存期間(OS)の中央値は、本剤群で12.6ヵ月、プラセボ群で10.7ヵ月であり、事前に規定した有意水準(p≦0.04434)には至らなかった(ハザード比:0.87、95.57%信頼区間:0.67~1.13、p=0.256、両側層別ログランク検定)。
外国人肝機能障害患者98例(肝機能正常者23例、軽度肝機能低下者23例、中等度肝機能低下者20例、重度肝機能低下者32例)に本剤を1日1回反復経口投与したときの安全性及び薬物動態について評価した(安全性解析対象例97例)。400mgコホートの中等度肝機能障害患者2/4例で用量制限毒性(Grade4のAST増加1例、Grade4のAST増加、Grade4のALT増加及びGrade3の高ビリルビン血症が1例)が認められ、中等度以上の肝機能障害患者での最大耐用量は200mgであった。[1.3、7.4、9.3.1、16.6.2参照]
その結果、T細胞が、がん細胞を攻撃することでがん細胞を死に導く、といった作用機序を有しています。
進行腎細胞がん患者に対する初回治療としてのキイトルーダとインライタ併用が有効
1.2.重篤な肝機能障害があらわれることがあり、肝不全により死亡に至った例も報告されているので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に肝機能検査を行い、患者の状態を十分に観察すること〔8.1、11.1.1参照〕。
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ただし、次の副作用が発現した場合は、同一用量での投与の継続が可能である。
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本剤投与開始時に、蛋白尿の有無を確認し、血圧及び腎機能を測定し、既存の腎疾患を評価してください。
バベンチオ(一般名:アベルマブ)+インライタ(一般名:アキシチニブ):ファイザーニュースリリース
そうすることでがん細胞はどんどんと成長し、他臓器へ転移もしやすくなってしまいます。
蛋白尿(アキシチニブ投与開始時および投与中は尿中蛋白質を定期的に測定する事)
がん細胞が増殖する際のシグナル伝達に必要なキナーゼ(酵素)を阻害し抗腫瘍作用をあらわす薬
がんは際限なく分裂を繰り返して増殖するため、その分だけ栄養が必要です。そこで、がん細胞は新たに血管を作り、自分のところへ栄養を効率的に引っ張ってくるようにします。これは、がん細胞で「新たな血管を作るように指令を出す物質」がたくさん放出されているためです。